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ホームコラム・寄稿特別コラム新春特別コラム:2021年の日本経済を読む〜コロナ危機を日本経済再生のチャンスに 新春特別コラム:2021年の日本経済を読む〜コロナ危機を日本経済再生のチャンスに コロナ危機を乗り切るために地方創生はどうあるべきか ツイート 印刷 近藤 恵介 上席研究員 2020年12月現在、新型コロナウイルス感染拡大の第3波が起ころうとしている。感染拡大を防止するためには密閉、密集、密接の三密を回避することが求められているが、大都市ほど三密を避けられない環境に滞在する機会も多く、大都市におけるリスクとして改めて認識されている。このような状況から、コロナ危機を契機に東京一極集中の是正を推し進めるため地方移住の促進政策が検討されている。しかし、東京と地方が相互に対等に主役になれるような地方創生の概念とは程遠い議論の構図も見えてくる。本コラムでは、コロナ危機を乗り切るためには、地方創生をどのように進めていけばよいのか、今後の方針を議論する。 地方移住によってコロナ危機を乗り切れられるのか コロナ危機は、地方移住を政策的に促進する契機として見られている。テレワークが可能になると東京近辺に居住する必要もなく、家賃も低く感染リスクも低い地方で居住することが可能になるからだ。しかし、現在のコロナ危機を契機とした地方移住促進について別の見方をすると、東京都市圏における感染リスクの負担を地方に引き受けて欲しいという見方に見えなくもない。特に、東京に住み続ける人々からすれば、少しでも感染リスクを引き下げたいという思いはある。東京から地方へ移住してくれる人々が増えることでより好ましい住環境を東京で達成できる。一方で、地方の居住者から見ると東京からの移住者が増えることで、以前よりも感染リスクが高まる可能性があるが、そのような状況は政策において考慮されていないのが現状である。地方移住の促進政策を進めるだけでなく、地方の医療体制も踏まえてどのように感染症対策と両立させていくのかという政策議論が必要だろう。 人口を地方に分散させることによって感染リスクを地域間で平準化できるかもしれないが、感染症対策を考える際には、地方創生で議論しているような都市と地方という大きな地域単位ではなく、建物単位や部屋単位のように細部にまで落としこむ必要がある。感染症対策と地方創生の地理的なスケールの違いがあることには注意が必要だ。特に忘れてはいけないことは、人口減少を避けられそうにない日本社会において、どのような都市政策が必要とされているかだ。感染症対策だけでなく、日本が抱える長期的な課題もあるため、同時に複数の課題解決を達成できるような政策立案を行わなければならない。 人口減少下におけるまちづくりとしては、「コンパクト+ネットワーク」という考え方の下で政策が進められている。例えば、国土交通省が進める立地適正化計画では、都市機能誘導区域、居住誘導区域、それらをつなぐ公共交通網を中心とした都市計画が議論されている。人口減少下では、まちのインフラ維持を効率的に行うため、都市のスポンジ化を防ぎながら、都市規模を集約していくことが求められている。 地方への移住が進むことで大域的に人口は分散するが、このような都市計画を進めているため、それぞれのまちの中の細部を見てみると局所的に密になっている構造は地方でも維持されるのである。都市であっても地方であっても依然として学校や病院や公共交通の利用において、三密を避けられない状況は存在するため、地方移住のみが感染症対策として果たす役割は限定的であると考えられる。従って、感染リスクを下げるためには従来の対面中心の社会経済活動を代替できるような方策を準備しておくことが、本質的には重要になる。 テレワークによる地域の再編:空間経済学からの洞察 Baldwin教授は、新たなグローバル化の潮流として2019年の著書の中でTelemigrantsという言葉を用いている(Baldwin, 2019)。居住する国と働く国が異なるようなグローバルな移住者を意味する。国家間だけでなく、国内の地域間であっても状況はまったく同じで、今回のコロナ危機を契機にますますこのような移住は進むものと考えらえる。 ここで仮想実験として、テレポーテーション(瞬間移動)ができるようになった世界を考えてみよう。われわれの居住地や企業立地はどのように変化するだろうか。現在は通勤という制約により、職場が決まることで居住できる地理的範囲も限定されてしまう。テレポーテーションができるということは、居住地選択の決定要因から地理的制約がなくなることを意味する。従って、日本国内の無数の候補地から最も生計費が低く、アメニティ(住み心地、周辺の環境要因から感じる快適さ)の高い地域を選択することが最適な選択となる。もちろん人が集まりすぎると住宅・土地市場は影響を受け、混雑度合いも変化するため、調整されながら居住地の分布が決まる。またアメニティの影響はすべての人にとって同一ではなく、個人ごとに感じ方が異なる点も考慮する必要がある。結果としては、住宅・土地市場という観点からは混雑を避けるため可能な限り分散するような居住地選択が行われ、アメニティという観点からは万人にとって最も好まれる地域に人々が集まりやすいという結果になる。またアメニティからの便益が十分大きければ、ある程度高い生計費を支払っても居住が行われることが予測される。このように両者のバランスによって最終的な居住地の分布が決まる(注1)。 企業の生産活動はどうなるだろうか。規模の経済が存在する場合、工場を分散するのではなく、1カ所に集まって大量生産し、そこから輸送するほうが効率性は高くなる。知識創造もインターネットで代替できる部分は限られており、フェイス・トゥ・フェイスの重要性は依然として強調されており、実空間上で集まるという行動は継続されるだろう。このように生産活動を見ると規模の経済や正の相互作用の便益が大きいほど、どこかで集中して行われることになる。重要な点は、「どこか」という点で、必ずしもすべての生産活動が地理的に同じ1カ所に集中するということではなく、局所化するという点である。現在の東京一極集中のような大域的集中ではなく、局所的集中が地理的に分散して起こる可能性が考えられる。 空間経済学では、輸送費用の低下が進むと地方から都市への集積が進むというストロー効果が指摘されてきた。しかし、さらに輸送費用が下がった先には再度分散するという構造があることは、すでに藤田(2011)によって指摘されている。藤田(2011)の図に基づくと、現在の日本の状況は集積の頂点にいるかもしれない。そして、仮想的に考えたテレポーテーションが可能になった世界とは、図の最も左端の到達点を意味する。テレポーテーションとまではいかなくても、今後テレワークが可能になった世界になるにつれて、居住は地域的により分散しつつも、生産活動は局所的に集積しながら、新たな都市・地域構造へと再形成されていくことが空間経済学からの予測となる。 出所)藤田(2011)より引用。 コロナ危機を乗り切るための新たな地方創生の段階へ コロナ危機を契機に、地方移住を後押しする政策議論が進んでいるが、単に地方に感染リスクを移転するような構図になっては真の地方創生とは言えない。地方創生とは、地方移住のみによって達成されるものでもないし、感染拡大を防ぐ手段としても地方移住の効果は限定的である。浜口・藤田(2020)でも議論されているように、各地域が主役となり、それぞれの特徴を活かしながら、自律的で持続的な社会を目指しつつ、経済成長を達成することが地方創生として求められる。 地方創生の結果として地方移住の流れが加速するような政策デザインを行っていくことが望ましい。そのためには、地方に居住しながらもこれまでの職を継続することが可能になるテレワークがもたらす影響は大きい。地方における雇用環境を安定化させることを通じて、東京一極集中の是正につながる(注2)。またテレワークによって対面の機会を減らすことができれば感染症対策にもつながる。 デジタルトランスフォーメーションやGIGAスクール構想も政策議論が進められているが、Baldwin教授が提唱するようなTelemigrationを下支えする社会基盤となる。地方にいながらも東京だけでなく世界ともつながったビジネスを可能にさせる。また子供のいる世帯にとっても、自然豊かな環境で子育てをしながら最先端の教育をオンラインで受けさせることが可能になる。このような政策は、地方が自律的で持続可能な社会となるよう環境を下支えするが、結果的に地方移住を促進する潜在的効果も期待されるため、地方創生とは相互補完的になっている。また、従来の対面中心の社会が感染症に非常に脆弱であることからも、このようなオンライン空間上において社会経済活動や教育活動が継続できる仕組みを持っていることは重要になってくる。 コロナ危機を乗り切るために必要な地方創生とは、単に地方移住を達成することではなく、地方に居住しながらも場所にこだわらず誰もが活躍できる環境を作り出すことだと考えている。そのためには、先に述べたような相互補完的な政策を組み合わせることで政策の相乗効果を最大限享受できるような政策デザインを行っていくことが求められる。 脚注 ^ 人によっては居住地を固定したまま最適な職を探すという行為も考えられる。もし通勤の地理的制約があれば、居住地周辺から最も高い賃金を得られる職を探すことになるが、テレポーテーションがあれば地理的制約がなくなるため、日本全国から最も高い賃金を得られる職を探すようになる。居住地も職場も自由に選択できるというのが最も柔軟な条件であるが、現実には居住地や職場を変更することが容易ではない場合も多い。例えば、居住地変更が難しい人々が多くなると、居住地の地理的な分散は起こりにくくなると考えられる。なお近藤(2019)では過去の移住データから移住費用の試算を行っており、独身の若年層と比較して、既婚者や子供を持つ世帯は非常に大きな移住費用に直面していることを示している。 ^ 地方移住に不安を感じる最も大きな要因として、「働き口が見つからないこと」が内閣官房まち・ひと・しごと創生本部(2020)の調査でも指摘されている。地方に居住しながらも職を継続できるためには、テレワークが果たす役割は大きいと考えられる。また、地方に居住しながらもテレワークを通じて職が行えるようになることで、地方からの過度な人口流出を食い止める手段にもつながる。 参考文献 近藤恵介(2019)「東京一極集中と地方への移住促進」、RIETIポリシーディスカッションペーパー No. 19-P-006 内閣官房まち・ひと・しごと創生本部(2020)「移住等の増加に向けた広報戦略の立案・実施のための調査事業報告書」、2020年5月15日公開 https://www.kantei.go.jp/jp/singi/sousei/pdf/ijuu_chousa_houkokusho_0515.pdf (2020年12月14日確認) 浜口伸明・藤田昌久 (2020)「人口集積と感染症リスク(上)都市の強み「3密」の変革促す」、日本経済新聞朝刊、2020年7月8日、経済教室 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO61245570X00C20A7KE8000/ (2020年12月14日確認) 藤田昌久(2011)「グローバル化と知の時代における空間経済学」、RIETI10周年記念セミナー https://www.rieti.go.jp/jp/events/tenth-anniversary-seminar/11011801.html (2020年12月14日確認) Baldwin, Richard (2019) The Globotics Upheaval: Globalisation, Robotics and the Future of Work, Weidenfeld & Nicolson. ツイート 2020年12月24日掲載 印刷 この著者の記事 人口減少下における復興と観光政策:地域魅力度指数による北陸応援割の評価・改善の一試案 2024年2月 2日[Special Report] ルソーの思想とEBPM 2023年1月18日[コラム] 政策実装の経済学 2022年12月13日[EBPM Report] 感染症疫学と経済学の融合に向けて―都市経済学との融合(動画) 2021年2月22日[フェローに聞く] 感染症疫学と経済学の融合に向けて―経済学の視点(動画) 2021年2月22日[フェローに聞く] コラム・寄稿 コラム Special Report EBPM Report フェローに聞く フェローの連載 世界の視点から 特別コラム 新春特別コラム:2024年の日本経済を読む~日本復活の処方箋 新春特別コラム:2023年の日本経済を読む~「新時代」はどうなる EBPMコラム 新春特別コラム:2022年の日本経済を読む~この国の新しいかたち 新春特別コラム:2021年の日本経済を読む〜コロナ危機を日本経済再生のチャンスに 特別コラム:新型コロナウイルス-課題と分析 新春特別コラム:2020年の日本経済を読む 新春特別コラム:2019年の日本経済を読む 新春特別コラム:2018年の日本経済を読む 新春特別コラム:2017年の日本経済を読む 新春特別コラム:2016年の日本経済を読む 特別コラム:RIETIフェローによるTPP特集 新春特別コラム:2015年の日本経済を読む 新春特別コラム:2014年の日本経済を読む 新春特別コラム:2013年の日本経済を読む 新春特別コラム:2012年の日本経済を読む 特別コラム:東日本大震災ー経済復興に向けた課題と政策 新春特別コラム:2011年の日本経済を読む 新春特別コラム:2010年の日本経済を読む 新春特別コラム:2009年の日本経済を読む 新春特別コラム:2008年の日本経済を読む (2008年1月) 新春特別コラム:2007年の日本経済を読む RIETIフェローが見る瀋陽総領事館事件 RIETIフェローによるWTO新ラウンド特集 新聞・雑誌等への寄稿 特別企画 経済産業ジャーナル 情報発信 ニュースレター 更新情報RSS配信 Facebook X YouTube 研究テーマ プログラム (2024-2028年度) プログラム (2020-2023年度) プログラム (2016-2019年度) プログラム (2011-2015年度) 政策研究領域 (2006-2010年度) 経済産業省共同プロジェクト プロジェクトコンテンツ 調査 フェロー(研究員) 論文 ディスカッション・ペーパー(日本語) 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